私は、二人の子どもを育てながら働きました。子どもの不登校、夫の失業、借金、離婚……私自身がリストラされそうにもなりました。三十代前半、本当に苦しい毎日でした。
長男は学童、長女は保育所に預けて必死に働きました。保育所に誰よりも早く預け、お迎えはいつも遅く、間に合わないときは、小学生の息子が代わりに。どうして私だけがと思い、ピーンと張り詰めた糸が切れそうになることも何度かありました。二人の子どもの笑顔と保母さんに励まされました。学童・保育所は、子どもにも私にも大切な居場所でした。
共産党との出会い、労働組合との出会いは、私の人生観を変えました。たくさんの方に支えていただき、たくさんの励ましをいただきました。感謝の気持ちていっぱいです。
管理と競争教育、高い教育費、プラックな働き方に苦しめられ、家族団らんの時問も少ない……不安を抱きながら子育てされているのではないでしょうか。
私は、「あなたは、ひとりではない」「置き去りにしない」この気持ちでみなさんに寄り添って、人が大切にされる社会をいっしょにつくっていければと思います。
やまはた光子プロフィール
1958年大阪市天王寺区生まれ。城南学園(中・高)、大阪成蹊女子短期大学体育学科を卒業、中学校では生徒会役員を務め、中・高・短大を通してバスケットポールに打ち込みました。卒業後、アパレル関係の職場などで勤務。5年間の中断はありましたが、子どもを保育所・学童保育に預け、父母の会会長もしながら働き続けてきました。1995年、日本共産党に入党。