訪問活動の中で、一番多く、お話を聞かせていただくのが介護です。
国は「介護が必要な人を社会全体で支え、家族の負担を少なくする仕組みが介護制度です」と説明し、介護保険を2000年にスタートさせました。安心の介護は実現したでしょうか。
「介護心中」「介護殺人」、家族が要介護状態になったために仕事をやめる「介護離職」、「介護難民」、介護事業所・介護施設は介護労働者が集まらず人手不足で介護崩壊の危機が迫っています。
市役所から保険料の通知があって2度、市役所に足を運び「払えない」事情を説明したのに、「決まったことだから、協力してください」と言われて途方にくれた人がいました。これが「社会保障といえるでしょうか。
介護サービスについても、必要なのに利用料の自己負担が重く、利用できない方もおられます。
その上、体調は変わらないのに、要介護2から要介護1に、さらに要支援2にと、介護認定が下がり、これまで受けていたサービスが受けられなくなることも多くの方が経験しています。
保険料は上がるのに、サービスは低下する。ここにも介護保険の危機があります。
いよいよ時代は超高齢化社会です。介護保険料・利用料の軽減をはじめ、介護保険制度を安心して使える制度に改善するために、私もがんばります。